社内サーバーのWindows Server 2016が1月12日でサポート終了|7月に期限を過ぎたSQL Server 2016ごと、OSだけ上げるか・載せ替えるか・作り直すかを10月中に決める【Q&A】

サーバー更改サポート終了業務システム

事務所の棚にある1台のサーバーで、販売管理や勤怠の業務システムを動かしている会社は少なくありません。そのサーバーのOSがWindows Server 2016なら、Microsoftのライフサイクル情報で延長サポートは2027年1月12日(米国太平洋時間)に終わります。データベースのSQL Server 2016は、SQL Server 2016のライフサイクル情報のとおり、2026年7月14日に延長サポートが終わりました。この記事では、この2つを同じ機械で動かしている会社から実際に出る質問に、順に答えていきます。

1月12日を過ぎても、サーバーは動き続けるのではないですか

動き続けます。電源が落ちるわけではないので、業務システムも翌日から普通に使えます。止まるのは、セキュリティ更新プログラムの提供です。この日より後に見つかった脆弱性は塞がれないまま残ります。社内LANのパソコンが1台でも感染すれば、そこからサーバーへ届く道が開いたままになります。

取引先への説明にも響きます。取引の更新時に届くセキュリティチェックシートでは、サポートが切れたOSを使っていないかがよく聞かれます。何もしなければ、「使っています」と答えたまま年を越すことになります。

SQL Server 2016は7月に終わっています。いま何が起きているのですか

OSとDBのサポート期限

7月15日以降、SQL Server 2016には無償の修正プログラムが出ていません。Microsoftは有償の拡張セキュリティ更新(ESU)を用意しています。ライフサイクル情報では、その3年目が2029年7月に終わります。ESUを買える条件はライセンスの契約形態で変わるので、販売店に確かめる必要があります。

気をつけたいのは、OSとデータベースで期限がずれていることです。データベースだけESUで延ばしても、1月にはOSが期限を迎えます。そのため、結局はサーバーそのものをどうするかを決めることになります。

うちのサーバーに何が載っているか、どこから調べればよいですか

サーバー棚卸しの項目

業務システムの画面ではなく、サーバーの中身から棚卸しします。SQL Serverの管理ツールで次の2行を実行すると、正確なバージョンと、データベースごとの互換性レベルが分かります。

SELECT @@VERSION;
SELECT name, compatibility_level FROM sys.databases;

あわせて次の項目を1枚にまとめておくと、見積もりを取るときの前提が各社でそろいます。

・業務システム名 / 開発会社 / 保守契約の有無
・動作保証されているOSとSQL Serverのバージョン
・サーバーの購入年と、ハードウェア保守の終了日
・同じサーバーに同居しているもの(ファイル共有、会計、勤怠、バックアップソフト)
・夜間バッチやCSV出力など、ほかのシステムとのつなぎ目

同居しているものが多いほど、1台を入れ替えたときの影響は広がります。会計ソフトの年次更新のように、年末から年明けにかけて止められない処理が載っていないかも確かめておきます。

OSだけ上げる・載せ替える・作り直すは、何で分かれるのですか

3つの道が向く場合

分かれ目は2つあります。業務システムの開発会社が、新しいOSとSQL Serverでの動作を保証できるかどうかと、機械そのものがどれだけ古いかです。

選ぶ道 向いている場合 向いていない場合
OSだけ上げる ハードウェア保守が残っていて、開発会社が新しい版での動作を確かめてある場合 ハードウェア保守がすでに切れている場合
載せ替える(新しいサーバーやクラウドへ移す) 業務の流れに不満がなく、プログラムをそのまま新しい環境へ移せる場合 開発会社がすでになく、ソースコードも手元にない場合
作り直す 現場がExcelで補っている作業が多く、画面や帳票を変えたい場合 1月までに新しいシステムを動かし始める必要がある場合

2016年ごろに買ったサーバーでは、OSを上げても機械の寿命のほうが先に来ることが多くあります。そのため、実際に「OSだけ上げる」を選べる会社はあまり多くありません。載せ替え先を社内の新しいサーバーにするかクラウドにするかは、停電や災害のときにどこから業務を戻すかで決まります。その判断基準は台風で停電した翌日に業務が戻らなかった話で整理しています。パソコンで同じ判断をしたWindows 10の業務システムを延命するか更改するかの記事も、考え方の筋は同じです。

あわせて読みたいWindows 10でしか動かない業務システムを延命するか更改するか|10月にESU費用が倍になる前の判断基準

作り直すと決めたら、1月には間に合わないのではないですか

期限をしのぐ二段構え

間に合いません。業務システムの作り直しには、要件の整理から検証まで数か月かかります。1月12日を新しいシステムの稼働日にするのは、現実的ではありません。そこで二段構えにします。まず1月までに、いまのシステムを新しいOSとSQL Serverの環境へ載せ替えて期限をしのぎます。作り直しはそのあと、来年度にかけて進めます。載せ替えの段階で過去データを整理しておくと、作り直すときの移行が軽くなります。どこまでのデータを持っていくかは、データ移行費が膨らむ理由の記事を参考にしてください。

10月中に決めたいのは、逆算すると11月には作業に入っている必要があるからです。新しいサーバーの調達、開発会社による検証、切り替えに使う週末の確保には、それぞれ時間がかかります。12月は年末の繁忙期と締め処理が重なるので、サーバーを止められる日はさらに限られます。

えらびの道は、卸売の受発注・請求、出張販売の管理、介護のシフト管理、ECサイトなどの業務システムをオーダーメイドで開発しています。今回のような場面でお手伝いできるのは、次のような作業です。サーバーに載っているシステムとつなぎ目の棚卸し、SQL Server 2016のデータベースを新しい環境へ移したときの動作確認、載せ替えと作り直しそれぞれの範囲の見積もりです。作り直す場合も一度にすべてを置き換えず、止められない機能から小さく作り、動かしながら育てていきます。移したデータを使った売上や在庫の可視化、レポートの自動化にも、同じ流れで対応しています。

サーバーの入れ替え判断から、えらびの道でお手伝いできること

合同会社えらびの道は、中小企業向けのシステム受託開発と、データ活用・DXの支援を本業にしている会社です。卸売の受発注・請求、介護のシフト管理、出張販売の管理、EC・決済、業務データの収集と予測基盤などのシステムを、実際に設計して動かしてきました。

この記事で扱ったサーバーの棚卸しから、OSだけ上げるか、載せ替えるか、作り直すかを決める材料づくりまで、御社のサーバーに合わせてお手伝いします。SQL Serverのバージョンや、同じサーバーに同居しているファイル共有、夜間バッチやCSV出力のつなぎ目を一緒に確かめ、開発会社へ聞くことを整理します。作り直すと決まった場合は、販売管理や勤怠の業務システムの開発もお引き受けします。

作り直す場合も、全部を一度に置き換えることはしません。止まると困る1業務から新しい環境で動かし、残りは様子を見ながら移していきます。打ち合わせから開発まで同じ人間が担当するので、現場で伺った事情を、人づての伝言を挟まずに設計へ持ち込めます。

1月12日に向けて何から決めればよいか、まだ整理がついていない段階でもかまいません。えらびの道では、オンラインで30分のご相談を受け付けており、費用はかかりません。棚卸しのメモが途中でも、そのままお持ちください。

よくある質問

Windows Server 2016のサポートはいつ終わりますか?

Microsoftのライフサイクル情報では、Windows Server 2016の延長サポートは2027年1月12日(米国太平洋時間)に終わります。終了後もサーバーは動きますが、セキュリティ更新プログラムは提供されなくなります。データベースのSQL Server 2016は、2026年7月14日に延長サポートが終わっています。

SQL Server 2016のサポート終了後も使い続けられますか?

動かし続けることはできますが、無償の修正プログラムは出ません。Microsoftは有償の拡張セキュリティ更新を用意しており、買える条件はライセンスの契約形態で変わります。ただ、OSのWindows Server 2016も2027年1月に期限を迎えるので、データベースだけ延ばしてもサーバー全体の判断は避けられません。

サーバーの載せ替えと業務システムの作り直しはどちらが先ですか?

1月12日の期限までに作り直しを終えるのは難しいため、多くの場合は先にいまのシステムを新しいOSとSQL Serverの環境へ載せ替えます。現場がExcelで補っている作業が多いなら、そのあと作り直しを来年度にかけて小さく進める二段構えにします。

ご相談は、お電話が一番早いです

システムの内容・費用の目安・進め方まで、その場でお答えします

097-507-3082

不在時は折り返しご連絡します

この記事は、生成AIで下書きを作成し、実務経験にもとづいて内容を確認・編集したうえで公開しています。制度・金額・要件は年度や状況によって変わるため、実際のご判断の前に公式の窓口でご確認ください。

あわせて読みたい