当直表の自動作成システム
ばらばらの形式で届く依頼書を取り込み、条件を守った当直表を自動で組む
Background
背景
医師33名が在籍する医療機関。毎月の当直表は、各医師から届く依頼書と「この日は出られない」という回答を突き合わせながら、担当者が手で組んでいました。依頼書の形式は送り主によってばらばらで、メール本文のもの、Excel、PDF、Wordが混在します。年配の先生も多く、出来上がる表のレイアウトが変わること自体が現場の抵抗になるという事情もありました。
Challenge
課題
- 依頼書の形式が送り主ごとにばらばらで、読み取りに手間がかかる
- 出られない日と役職の条件を人が突き合わせるため、見落としが起こりうる
- 毎月かなりの時間を当直表の作成に取られる
- 出力のレイアウトが変わると現場に受け入れられない
Process
進め方の流れ
ご相談から運用まで、実際にどのように進めたかをご紹介します。
- STEP 01
現物の
収集・ 条件の 言語化 実際に届いている依頼書と回答を一式お預かりし、担当者が頭の中で行っていた判断(誰をどこに置けるか、置いてはいけないか)を条件として書き出しました。
- STEP 02
依頼書の
取り込み メール本文・Excel・PDF・Wordが混在したまま投げ込めば読み取れるようにしました。形式を揃えてもらう運用は、続かないからです。
- STEP 03
割り付けの開発
出られない日を絶対に踏まないことを前提に、役職の条件と同じ日の掛け持ちを避けながら枠を埋める処理を開発。担当の偏りも見えるようにしました。
- STEP 04
帳票レイアウトの
再現 これまで使われてきた表の見た目をそのまま出力できるようにしました。中身が正しくても、見た目が変わると使ってもらえないためです。
- STEP 05
実データでの
実証 実際の翌月分の依頼書と回答をその場でお預かりし、取り込みから割り付けまでを目の前で実行しました。
Deliverables
提供したもの
- 形式が混在した依頼書の取り込み(メール本文/Excel/PDF/Word)
- 出られない日を踏まない自動割り付け
- 役職の条件と、同じ日の掛け持ちの回避
- 担当の偏りが分かる集計
- 従来どおりのレイアウトでの出力
Operation
運用・伴走
2026年9月、実際の依頼書18件と翌月の回答をその場でお預かりし、取り込みから当直表のたたき台の作成までを実演しました。導入については先方で検討中です。
Results
成果
依頼書18件を形式が混在したまま全件取り込み(読み取れなかったもの0件)
353コマの割り付けを44秒で完了。出られない日を踏んだ割り付け0件・役職の条件違反0件
実データでの実証まで完了(導入は検討中)
Tech
